給料に満足感を持つ人が多い

タクシードライバーが仕事にメリットを感じる点の一つが、給料の高さです。実際、東京都内のタクシードライバーの給料は、一般的な正社員の平均年収に比べて男性で50万円ほど、女性では100万円以上高いという調査結果が出されています。そして、平均年収の差は、女性や若者の労働者で大きくなります。また、60歳を過ぎると年収が大きく落ち込む日本の給与体系の影響で、タクシードライバーの仕事は60代以降の年齢層にも魅力的に映ります。さらに、仕事のやり方を工夫したり努力すると、ダイレクトに給料に跳ね返ることが多いようです。そのため、給料の高さとともに仕事のやりがいに魅力を感じてタクシードライバーに転身したり、一流大学を出た新卒の方が応募してくるケースも多いようです。

給料以外でのメリット

どの時代でも転職理由として上位を占めるのが、人間関係です。その点、タクシードライバーは一般的な企業と異なり、会社組織に属していても仕事は一人で行うため、仕事上の人間関係は少なくなります。一人で何でもこなす必要があり、お客様とのトラブルの処理も自分で行わなければなりませんが、上司や同僚との関係で悩むことはほとんどありません。

タクシードライバーは、ライフワークバランスを考える人にメリットがあります。以前はタクシードライバーの労働時間の多さが問題となりましたが、最近では運転手の労働時間等の改善基準が厚生労働省から出され、過重労働が厳しく規制されています。そして、隔日勤務の場合は労働日数が月に11日から13日となるため、趣味や家族との時間を充実させることができます。

人々が街に出なくなったという事は経済活動が止まったという事とイコールなのではなく、物が人の所に動くようになったという事です。従って運転手の求人は、無くなるどころかむしろ増えているのです。