長時間労働を強いられやすく体力が無い人にとってはキツい

トラックドライバーの仕事に就くデメリットとして特に挙げられるのは、長時間労働を強いられやすい点です。例えば、宅配便のサービスを行っている運送会社だと、毎日たくさんの人が荷物の宅配を依頼していることもあり、朝から夜までのトラックを運転することになる場合が非常に多いです。また、大型トラックをつかった長距離輸送だと、目的地まで1日以上かけて移動することになるケースが少なくありません。集中力を維持し、安全確認を怠らずに運転を続けるにはある程度の体力が必要です。運送会社は法律により、ドライバーに一定時間ごとに休憩をとらせる義務がありますが、それでも高齢者やもともと体力が無い人にとってはトラックドライバーの仕事は過酷に感じられるでしょう。

管理者などの立場にならないと昇給が望めない

トラックドライバーの仕事の待遇面でのデメリットは、昇給が期待できないことです。まったく給与のアップがないわけではありませんが、3年未満の若手も、10年以上従事しているベテランも、荷物の集配と輸送を基本とした業務内容に変化はありません。トラックドライバー職のままで給与をアップさせたいのであれば、より大型のトラックを運転できる免許や、クレーンやフォークリフトといった特殊な車両に乗れる免許、けん引免許などを取得し、取り扱える車両の種類を広げていくと良いです。また、現業への拘りがないのであれば、運行管理者試験に合格してドライバーの労務や運行の管理を行う仕事にシフトすると、重要な仕事を任される分、給与も多く貰えるようになる可能性があります。

経済や社会活動においてニューノーマルという言葉が出て来ていますが、運転手の募集について言えば以前と変わらず旺盛な需要があります。